黒いTOY

#470: ネメシスプライム (トランスフォーマー ボットショッツ)

ネメシスプライム Bot Shots BeCool ビークール 2012 Hasbroネメシスプライム Bot Shots BeCool ビークール 2012 Hasbro
Transformers – Bot Shots – Nemesis Prime (3-Pack assortment Series1 Wave1) – Hasbro (2012)

2012年に発売された「Bot Shots」はSD体型のトランスフォーマー達をバトルさせて遊ぶ新しいトイライン。その遊び方はバネ仕掛けでビークルからロボットへ一発変形するギミックを有するフィギュアを互いにぶつけ合い、衝突の反動で変形したフィギュアがうまく自立した方が勝ち/倒れた方が負けという単純なルールだ。勝敗が決しない場合は予め設定しておいたジャンケン(ロボットモードの胸部に付いている回転式のパネル)によって判定が行われ、それもおあいこだった場合はフィギュア固有のパワー値で最終的な勝敗を決めるという子供のオモチャらしからぬ必ず白黒を付けるものだった。
販売形態は「フィギュア単品のブリスター売り」と「3体または5体セットの箱売り」形式で展開され、シリーズ2弾からはフィギュアを射出する発射台がラインナップに追加された事で玩具としての遊びが広がった(そして対決のルールも変更された)。写真のネメシスプラムは箱売り3体セット版に含まれていたフィギュアでオプティマスプライムのリペイント版にあたるもの(日本未発売)。
日本国内では乗り物(ビークル)と驚き(ビックリ)の造語「ビークール」という名称で発売。パッケージには「トランスフォーマー」という名称が使われず、またフィギュアにも「救急車」や「赤のスポーツカー」「戦車」といった没個性な名前が与えられオリジナル版の特長でもあったジャンケンの要素も廃止された全く別の玩具「一発変形を売りにした可愛いロボット玩具」として展開された。

Transformers Bot Shots
(上)海外での商品展開「Bot Shots」/(下)国内での商品展開「ビークール」
トランスフォーマー ビークール
トランスフォーマー ビークール
トランスフォーマー ビークール

 

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