黒いTOY

#465: ダース・ベイダー (マクォーリー・コンセプト)

マクォーリー・コンセプト ダース・ベイダー STAR WARS 30th Anniversary Collection McQuarrie Signature Series Concept Darth Vader 2007 Hasbro
Star Wars – 30th Anniversary Collection – R.McQuarrie Signature Series – Concept Darth Vader – Hasbro (2007)

スター・トレックや宇宙空母ギャラクティカ、E.T.など錚々たるSF作品のデザインアートを手掛けた事で知られる米イラストレーターのラルフ・マクォーリー(Ralph McQuarrie)の一番の代表作と言えばやはりスター・ウォーズ旧三部作だろう。若き日のジョージ・ルーカスがマクォーリーの美術に感銘を受け、スター・ウォーズの映画化を実現するためのプレゼン資料として氏にコンセプトデザインを依頼したのは有名な話だ。かくして映画会社からの資金援助を受けて制作されたスター・ウォーズは今や世界一のSF超大作に成長を遂げた訳だが、その記念すべき一作目にあたる「スター・ウォーズ(エピソード4/新たなる希望)」(1977)の公開30年を記念した2007年に「30周年アニバーサリー・コレクション」と題して発売された新たなトイラインの中に「R.McQuarrie Signature(マクォーリー・シグネイチャー)」と称したシリーズが組み込まれた。これはマクォーリーがルーカスに提供したコンセプト画の中に存在したキャラクター達を立体化するもので、映画「メトロポリス」のマリアに似たC-3POや純白のボバフェット、呼吸マスクを装着したスターキラー(後のルーク)など、最古でありながら最新の雰囲気すら感じさせるその斬新なデザインには世界中のファンが魅了された。写真はファンの間で「ルークvsダース・ベイダー」と呼ばれるコンセプト画の中でも特に有名な一枚から立体化されたベイダー卿。ヘルメットの彫が深く顎も長い凶悪な表情がインパクト大だが、他のキャラクター達と異なりこの時点でおおよそのデザインが確立されていた事に注目したい。そしてこのベイダーには、同時期に描かれたもうひとつのイラストが存在する。それは1976年に発売された小説版スター・ウォーズの表紙に描かれていたもので、マクォーリー・デザインとは口元が大きく異なるのがポイント。古くからのファンにはこちらも忘れられないキャラとして語られており、それを汲んだHasbro社は本フィギュアを発売する際にマクォーリー版と小説版の2つのヘッドパーツをフィギュアに同梱させファンを大きく驚かせた。

マクォーリー・コンセプト ダース・ベイダー STAR WARS 30th Anniversary Collection McQuarrie Concept Darth Vader 2007 Hasbro
STAR WARS McQuarrie Concept

 

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