#348: Robocop 3.0

今もなお世界中に根強いファンを持つ映画「ロボコップ」（1987）が2014年に完全リメイク作品として復活。最も注目が集まったロボコップの新デザインはファッションモデルのようなスリムな体型に全身が漆黒というスタイリッシュなものに変更され、オリジナルのマッチョで無骨なイメージから大きくかけ離れたその姿に世界中が唖然とした。
玩具化の権利はJada Toysが獲得。普段はRCカーを中心に展開している同社に白羽の矢が当たった事がそもそもの疑問ではあるが、案の定、既存の他社製アクションフィギュアに比べて造形も可動も大きく劣る玩具が開発されてしまった。また運が悪いことに日本国内では映画が公開されるよりずっと早い段階でその玩具が販売されてしまい、新生ロボコップのデザインを見てショックを受けたファンが他に光明を見出そうとしているさ中に傷口に塩を塗るような形になってしまった。
肝心の映画の出来は決して悪くなかったが、上記のようなマイナス要素がタイミング悪く重なる事で少なくとも玩具面では新生ロボコップの評価を大きく落としてしまった感は否めない。

• 6 IN RoboCop Light up Action Figure 3.0 (Jada Toys, Inc.)
• Jada Toys, Inc.
• ロボコップ (字幕版) (Prime Video)