黒いTOY

#149: マグラー (HG)

ガシャポン HG ウルトラマン PART37 マグラー 2004 BANDAI
ガシャポン HGシリーズ – ウルトラマン37 怪獣無法地帯編 – マグラー – BANDAI (2004)

ガシャポン・HGシリーズ ウルトラマンの第37弾「怪獣無法地帯編」は特撮番組ウルトラマンの同名タイトル(第8話「怪獣無法地帯」1966年9月4日放送)に登場する3体の怪獣たちで構成されたシリーズ。番組本編でレッドキングを前に敵前逃亡した挙句に科特隊に葬られ、弱い怪獣としてのイメージが強い写真のマグラーはガシャポン版でも「彩色コストの帳尻合わせ枠」と揶揄される全身黒一色の低コスト塗装として処理され、他2体のレッドキング(w/ピグモン)、チャンドラーと比べてもひときわハズレ感のある怪獣だが、これが「着ぐるみ(スーツ)の改造遍歴」として見方を変えると、怪獣スーツ史上最も有名で改造/流用回数の多い系譜(注)に組み込まれている1体として特撮史には欠かせない怪獣として輝きを放つから面白い。

(注) 映画「フランケンシュタイン対地底怪獣」(1965)に登場したバラゴンのスーツを元にパゴス(ウルトラQ)~ネロンガ(ウルトラマン)~マグラー(ウルトラマン)~ガボラ(ウルトラマン)と改造を繰り返し、最後にまたバラゴンに戻されたという改造怪獣スーツの代表的存在。尚、メディアへのお披露目会には時間的に間に合わず改造途中のものが公開されており、それも改造バリエーションの1つとして数えられる事もある。

 

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