黒いTOY

#082: バトルゴウラム & ビートチェイサー2000

仮面ライダークウガ バトルゴウラム & ビートチェイサー2000 2000 BANDAI
仮面ライダークウガ – ポピニカ – DXトライゴウラム (バトルゴウラム)、DXビートゴウラム (ビートチェイサー2000) – BANDAI (2000)

仮面ライダークウガの操るバイク・ビートチェイサー2000に超古代の科学メカ・ゴウラムが融合合体した姿。玩具でも劇中さながらの変形合体が再現可能となっており、巨大なゴウラムのボディが二つに分かれてバイクに覆い被さる様は本編を見ていた者なら誰もが感動を覚えることだろう。
主人公である五代雄介を模したフィギュアや劇中での印象的な会話が収録されたミニ携帯電話が付属するなど話題を呼ぶも、ビートチェイサー(トライチェイサー)、ゴウラム共にこれが3度目の商品化だったのに加え定価がそれまでの約2倍の7,980円に設定されていた事や、更には写真の状態(ビートチェイサー2000+トライゴウラム)を再現するには高額な本商品と既存品の2つのセットを購入する必要があるなどハードルも高く多くのファンが「NO」を突き付けた結果、売り上げはとても厳しい結果になってしまった。
設定上では同一車種とされている合体前と後のバイクが実際には全く別物(注)という特撮車両マニアが喜びそうな「設定上の嘘」を「バイクの車高を下げる」というギミックで違和感なく回避しているというような特筆すべきポイントもあっただけに本ビートゴウラムの失敗は残念でならない。

仮面ライダークウガ ビートゴウラム 2000 BANDAI

(注) ビートチェイサー(含トライチェイサー)はGASGAS社(スペイン)製のPamperaがベースモデル。一方ビートゴウラム(含トライゴウラム)の下敷きとして使われているのはヤマハ発動機社製のVMAX。車高に留まらず排気量やタイヤ、ホイールのサイズまで全てが異なる。

 

error: Content is protected !!